元々は映画監督になりたくてアメリカのカリフォルニア州立大学フレズノ校に入学するも、手違いから俳優コースに進むことになったオダギリジョーさん。
そんなオダギリジョーさんは帰国後、俳優デビューしましたが、俳優としてオダギリジョーさんにしか出せない唯一無二の存在感が際立ち、オダギリジョーさんが出演する作品は、どれもオダギリジョーさんが醸し出す不思議な磁場に引き込まれるそんな魅力があります。
ここではオダギリジョーさんの名を知らしめた「仮面ライダークウガ」(テレビ朝日系)など、オダギリジョーさんを掘り下げます。
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オダギリジョーと新潟県阿賀町との関係は?
オダギリジョーさんが新潟県阿賀町で監督として撮影を行っていたという情報があるのですが、その作品が、オダギリジョーさんが初めて挑戦する長編映画の撮影だったのかどうかは分かりませんでした。
その長編映画というのが豪華布陣として話題となっています。
俳優・オダギリジョーが自身のオリジナル脚本に基づく映画を監督することが決定しました。
オダギリは 2007 年にドラマ「帰ってきた時効警察 第 8 話」を、2008 年に中編映画「さくらな人たち」を監督していますが、本年夏に撮影を開始する新作(題名未定)が本格的に商業公開される初の長編劇映画となります。
国際的なスタッフがこの映画に参加します。
撮影は「ブエノスアイレス」(1997)、「花様 年華」(2000)などウォン・カーウァイ作品の撮影監督として知られ、香港、ハリウッドを始め世界で活躍するクリストファー・ドイル。
衣装は黒澤明監督作品「乱」(1985)で米国 アカデミー賞衣装デザイン賞を受賞し、近年では中国映画の大作も手がけるワダエミ。
日本人監督作品への参加は大島渚監督の「御法度」(1999)以来 20 年ぶりとなります。
そして音楽は、アルメニア出身の天才ジャズピアニスト兼作曲家であるティグラン・ハマシアンが担当します。
ハマシアンの独創的な音楽は世界中の有名ミュージシャンから絶賛されていますが、今回初めて映画音楽を作曲することになりました。
本作は 7 月中旬から夏パート、来年 1 月に冬パートの撮影が予定されており、2019 年、 キノフィルムズ配給により劇場公開される予定です。
多分、阿賀町で撮影が行われたのはこの映画だと思うのですが、情報がInstagramにアップされた写真だけだったので、詳細は分かりませんでしたが、既に7月に撮影が始まっていると言うことから判断すると、このオダギリジョーさんが監督する長編映画のことだと思われます。
オダギリジョー主演の仮面ライダークウガと仮面ライダーディケイドの関係
平成仮面ライダーシリーズの第1作目として仮面ライダークウガが制作されました。
主役の五代雄介/仮面ライダークウガをオダギリジョーさんが務め、「時代遅れ」「時代にそぐわない」などという周囲の予想に反し、爆発的なヒットをしました。
西暦2000年。長野県山中の九郎ヶ岳で謎の遺跡が発掘されたが、棺の蓋を開けたことで目覚めた謎の存在によって、夏目幸吉教授らの調査団は全滅させられてしまう。
捜査に当たった長野県警刑事・一条薫は五代雄介と名乗る冒険家の青年と出会う。
雄介はそこで見せてもらった証拠品のベルト状の遺物から、戦士のイメージを感じ取る。
ズ・グムン・バに遭遇した雄介は、咄嗟の判断でベルトを装着して戦士クウガに変身した。
そして、人々の笑顔を守るために怪人たちと戦うことを決意する雄介。
以後、クウガと怪人たち=グロンギは「未確認生命体」と呼ばれ、人々に認知されていく。
そして、平成仮面ライダーシリーズ10作目の仮面ライダーディケイドに「クウガの世界」という回があったのですが、そこで登場した五代雄介はオダギリジョーさんではなかったのでした。
これに対して仮面ライダーファンはがっかりし、なぜオダギリジョーさんではないのかと不満をネットに書き込んだのでした。
仮面ライダーディケイドでは過去の平成の仮面ライダーが登場するのですが、全て元々の主役を演じた人ではなく、代役ですまされたのでした。
これが仮面ライダーファンの不評を買ったのでした。
オダギリジョー主演の仮面ライダークウガの映画化は?
平成仮面ライダーシリーズで映画化されていないのは仮面ライダークウガだけなのです。
ファンは是非、仮面ライダークウガの映画化を待ち望んでいるのですが、もう、17年の歳月がそれを阻んでいるのでした。
次の引用は2016年のものです。
1月28日に東京・バルト9にて『Blu-ray発売記念 仮面ライダークウガ スペシャルナイト』が開催された。
このイベントは「Blu-ray化を希望する平成仮面ライダー商品アンケート」で3年連続1位となった『クウガ』が、満を持してBlu-ray化されるとあり、それを記念して15年ぶりに集まったキャスト陣がトークをするというものだ。
ステージには一条薫役の葛山信吾を始め、松山鷹志(杉田守道役)、酒井一圭(ゴ・ガメゴ・レ役)、 たなかえり(笹山望見役)、千崎若菜(五代みのり役)ら豪華な顔ぶれが登場。本作のプロデューサー・高寺成紀がMCを務める形で進行した。
最後の挨拶では、松山が「映画になってないのは『クウガ』だけなんだよね」と話すと、客席から「やってください!」と声が上がった。
それを受けた松山は「もう、僕たちは無理なんで(笑)。
でも、15年経ってもこうして皆が集まってくれるのは『クウガ』だから。
また15年後に会えれば」と返した。
今も仮面ライダークウガに根強う人気があることが分かります。
それだけ平成仮面ライダシリーズの第1作を飾った仮面ライダークウガは強烈な印象を残しました。
オダギリジョーが仮面ライダークウガを下書きラジオで語る!
オダギリジョーさんが仮面ライダークウガについてラジオで2015年に語っています。
毎週金曜夜中12時から1時間、「高寺成紀の怪獣ラジオ」という番組がFM調布で放送されています。
高寺さんは「仮面ライダークウガ」「仮面ライダー響鬼」などの総合プロデューサーを担当されたすごい人です。
今年は仮面ライダークウガ15周年、そんなクウガに縁のある方々が毎週ゲストとして登場するという当時のファンからすれば言葉にならない嬉しさで失神する勢いなんだけど、先週は一条刑事を演じた葛山信吾さん、そして今週はついに、というかまさかこの人が登場するとは誰も想像していなかった人が登場した。
今回のゲストは『オダギリジョー』さん。
五代雄介が帰ってきた!
まず初めに特撮界隈でも広く言われている「黒歴史」説に言及されました。
結論から言うと答えは『オダギリジョーはクウガを黒歴史に思っていない』
本人の口から語られる、これほど公式認定なものはない。この時ラジオの先でたくさんのファンが嬉ションしていたに違いありません…!
ではなぜそんな噂が広まったのか?
プロフィールにクウガへ出演した事を書いていないというのは、そもそもクウガがデビュー作品ではないし、クウガを含めてしまうと、記載しなければならない作品がたくさんある。だから書いていなかった。
オダギリさんの知名度を大きく上げる作品だったクウガを、デビュー作と捉えた世間がこうした誤解を生んでしまったみたいですね。
その他にも仮面ライダークウガについてさまざまなことをオダギリジョーさんは語っていました。
オダギリさんが役者として目指していたのはあくまでも“リアルな芝居”、言わば特撮はその真逆の立ち位置に存在するジャンル。
15年たった今でも「特撮はあまり好きではない」、ハッキリおっしゃっていました。
高寺さんが考えていた「過去とは決別した全く新しい特撮を作りたい」という意味をオダギリさんは当時あまり理解していなくて、ただ「五代雄介」というキャラクターを演じるのに必死だった。
だけど15年経った今、“何をもってして”『特撮』の壁を壊すのかがやっと分かってきた、そう話してらっしゃいました。
“リアルな芝居”を求めていたオダギリさんにとって、特撮ではおなじみの見栄を張る演技はどうしても無理だった。
第2話で雄介が燃え盛る教会の中で変身するシーンでは、監督から昭和の仮面ライダー特有の「変~~身っ!」というポーズを求められていたらしい。
オダギリさんにとって「今の時代それをするのはヤバい」と思って、それでも変身ポーズは取らなきゃいけない。必死に考えた末に出た結論が
「変身っ!」、タメは行わず力強く叫ぶ。これが雄介のキャラにも合っていて五代っぽい変身になり、後の平成ライダーは全員この言い方で変身するようになった。
戦闘シーンではアフレコが行われる。
スーツアクターさんの演じているクウガに、オダギリさんが声を当てるのだけど、アフレコ室にはいつもイスが置いてあった。
それはいつもアフレコが終わると立ちくらみをするオダギリさんが座る為のイスだったらしい。
相当な熱量を込めてアフレコしているのは視聴者である我々が一番理解している。
スーツアクターさんがクウガを演じているにしても、その中に雄介がいて実際に戦っているという様子を表現するにはアフレコという方法しかない。
息遣い一つにしても戦う時のかけ声も、オダギリさんのアツい本気の演技のおかげで、クウガ=雄介となりこの両者が離れる事は一切無かった。
特にダグバとの最終決戦で気を失いそうなほどのアフレコをした経験が活かされており、「えらいもんだなあと思った」とおっしゃっていました。
あの時のオダギリさん実際に泣いてましたもんね。
オダギリジョーさんは全身全霊で仮面ライダークウガを演じていたことがよく分かります。
オダギリジョーの身長は?
オダギリジョーさんの身長は176㎝です。
しかし、画面に映るオダギリジョーさんの圧倒的な存在感は、オダギリジョーさんをもっと大きく見せます。
オダギリジョーの年齢は?
オダギリジョーさんの生年月日は1976年2月16日なので、現在、42歳です。
オダギリジョーさんはまだ、42歳なのですね。
それにしてはオダギリジョーさんの演技は迫真に迫ったもので、単なる演技派という枠に収まりきらない、大きな可能性を秘めた俳優であり、また、映画監督として一体どんな作品を撮るのか非常に興味があります。